「公開シンポジウム」レポート 寺脇研先生のトークショー「子どもたちをよろしく」

日時:2021年12月18日(日) 14:00~15:30
会場:長野県諏訪市 すわっチャオ3F

諏訪には3~4回伺ったことがあります。ここ( すわっチャオ)は、 子供たちがいてとてもいいですね!と寺崎先生のお話が始まりました。
文部省時代に感じていた居場所のない子どもたちへの想いを語ってくれました。
学校と家庭との間に子どもたちの居場所が必要だと。
今は昔に比べて、子どもたちにとって物理的居場所は増えましたが、まだまだ本当の意味での居場所のない子供たちがいるということも改めて感じました。
大切なのは地域やまわりの大人が、責任をもって子どもたちと向き合い関わって行くことだと。そして地域の中に学校も家庭もあり、最終責任は地域にあり、子どもたちを大人全体で支えていくためにこのNPOへの期待もしていただきました。

お話し中盤、新学習指導要領について触れてくれました。92年改定以降「考える力を育てる」という事は一貫しているため、今回の改定はスムーズであったと。
少子高齢化、情報化科学技術の高度化、AI、STEM教育、など30年前から考えた今は予測通りかもしれません。しかし大きな想定外は、自然災害の大きさだと。
そして生きる力、考える力をつける事が命を守ることでもあると、語ってくれました。
今の時代は、子ども一人に対して大人7人がついているのに、子どもを救えないのはおかしいとの言葉にドキッとさせられました。
映画「子どもたちをよろしく」の上映が諏訪で出来たらいいなと思いました。
寺脇先生、ありがとうございました。
大人の責任を果たせるような生き方をしていきたいと思います。
                                    宮坂佐知子

会場全景
寺脇研先生(右側)
寺脇研先生とNPOメンバー