長野県諏訪清陵高等学校附属中学校 金融講座レポート

日時:2022年7月29日(金)9:00~11:00
場所:長野県諏訪清陵高等学校附属中学校
講師:諏訪信用金庫 人事部竹内/マネーアドバイザー4名
テーマ:身近な生活に関連付けて「お金」の機能・役割・必要性について
ゴール:我々が生活していくためには、たくさんのお金が必要。

地域の子供たちに多くの学びを実践的に体験してもらうために、諏訪信用金庫様により中学生に対してマネー講座を開催することとなりました。お金について学習することにより、社会の仕組みを理解し、自分の将来のヴィジョンを描くための一助となって欲しいと思います。
生徒の中からは、金融について、家族に教えてあげたいとの声も上がりました。

「学びのツアー」ツアーレポート

日時:2022年3月24日(木)6:30~20:30

行先:筑波宇宙センター(つくば市)、国立科学博物館(上野)

諏訪の子どもたちにもさまざまな博物館や研究所を見学し、見聞を広げる機会を得て欲しい。コロナ渦において、国立の施設は人数制限を設けつつも開館するなかで、諏訪の子どもたちは県外、諏訪6市町村からも出ることをはばかられ、その機会は狭められてきた3年間でした。
全国的に“withコロナ”の暮らし・活動が顕著になるなか、昨年夏に催行予定であったこの「学びのツアー」は東京、茨城、長野の「まん延防止等重点措置」終了を待ってこの度実現することができました。コロナ禍での催行でもありますので、実施にあたっては学校、PTA、医師、保健所などの専門家の方々のご意見、アドバイスを得て実施しました。また、参加者全員にPCR検査・抗原検査をお願いして全員陰性確認のもとで出発しました。このように子どもたちや周囲の健康の安全安心に留意しながら、学校の修学旅行とはできるだけ重ならず、子どもの学びのモチベーションに繋がる場所を選び、計17名の子どもたち(小学3年生から中学1年生)に引率者3名(うち1名保健師)で諏訪市を朝6時半に出発しました。

筑波宇宙センターに到着し、敷地内に展示されたロケットがバス車内から見えた瞬間に車内ではいっせいに歓声が上がりました。3時間に及ぶ長距離のバス乗車の疲れも吹き飛ぶ子どもたちの気持ちの高揚を感じました。
筆記用具やカメラを携えながら、「スペースドーム」内を各自興味の惹かれるまま自由に見学し、クイズに挑戦したり、衛星の実寸モデルや仕組みに感嘆したり、専門家の解説に積極的に質問する姿がありました。

東京・上野の国立科学博物館では限られた時間の中で見学するエリアを絞り、エリアごとに各自自由に回る中で、恐竜への知識が深い子が解説をしてくれたり、好きな生物や化石について話をしてくれました。化石や模型を見つめる視線も、話す顔も意欲に満ちていて、博物館を出て、バスに乗るまでの短い時間の間にも、「楽しかった!」「とても勉強になった!」とつぶやく姿がとても印象的でした。

バスの中から国会議事堂・皇居・東京タワー・国立オリンピック競技場など日本の政治・経済・文化の中心である東京という街を垣間見ることもでき、そのたびに歓声があがっていました。

コロナ感染予防に最大限の留意をしながらで“コロナ前のように”、とはいかなくとも学校も異なる同世代の子たちと、親元を離れて県外へ出かけたこと、宇宙や博物館の内容が面白かったこと、お土産を自分の力で考えて買うのが楽しかったこと、知りたかったことが体感できたこと、興味が湧いた・深まったことなどどれをとっても、ツアーに参加した子どもたちの未来の何かにつながればいいと思います。そして子どもたちの活動にいまだ制限のある中で、今回のツアーを催行できたことに意義を感じずにはいられません。

50mのH-Ⅱロケットの前で(JAXA)
国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟(実物大)の中
地球上に生息する最大の動物であるシロナガスクジラの大模型の前で。全長30mもあります。

「公開シンポジウム」レポート 寺脇研先生のトークショー「子どもたちをよろしく」

日時:2021年12月18日(日) 14:00~15:30
会場:長野県諏訪市 すわっチャオ3F

諏訪には3~4回伺ったことがあります。ここ( すわっチャオ)は、 子供たちがいてとてもいいですね!と寺崎先生のお話が始まりました。
文部省時代に感じていた居場所のない子どもたちへの想いを語ってくれました。
学校と家庭との間に子どもたちの居場所が必要だと。
今は昔に比べて、子どもたちにとって物理的居場所は増えましたが、まだまだ本当の意味での居場所のない子供たちがいるということも改めて感じました。
大切なのは地域やまわりの大人が、責任をもって子どもたちと向き合い関わって行くことだと。そして地域の中に学校も家庭もあり、最終責任は地域にあり、子どもたちを大人全体で支えていくためにこのNPOへの期待もしていただきました。

お話し中盤、新学習指導要領について触れてくれました。92年改定以降「考える力を育てる」という事は一貫しているため、今回の改定はスムーズであったと。
少子高齢化、情報化科学技術の高度化、AI、STEM教育、など30年前から考えた今は予測通りかもしれません。しかし大きな想定外は、自然災害の大きさだと。
そして生きる力、考える力をつける事が命を守ることでもあると、語ってくれました。
今の時代は、子ども一人に対して大人7人がついているのに、子どもを救えないのはおかしいとの言葉にドキッとさせられました。
映画「子どもたちをよろしく」の上映が諏訪で出来たらいいなと思いました。
寺脇先生、ありがとうございました。
大人の責任を果たせるような生き方をしていきたいと思います。
                                    宮坂佐知子

会場全景
寺脇研先生(右側)
寺脇研先生とNPOメンバー

「学びのワークショップ」レポート 「ワインと温暖化」(3回目)

2021年12月12日諏訪市のすわっチャオの会議室に、プロジェクターとスクリーンが用意され「ワインと温暖化」の第3回ワークショップが、今まで同様「蓼科エスポワール」のシニアソムリエ野村秀也さんをファシリテーターとして進められました。

ワイン特区としてブドウ栽培を進めている原村から、中学生とその先生が参加されました。高校進学後も葡萄の栽培の勉強できる高校を目指したいということでした。その他、茅野市で実際にブドウ栽培をされている方、茅野に移住しレストランをされていたが、今ブドウの収穫のボランティアをされているご夫婦もご参加されました。いずれレストランを再開されるようにも聞こえました。ワインを愛される方が参加されている感じであり、この蓼科・八ヶ岳地域でおいしいワインが造られ、飲める日を待ち望んでいる感じでした。  

ファシリテーターの野村さんが用意されたパワーポイントにて映し出される資料の、地図、写真等に引き付けられるワークショップでした。「蓼科エスポワール」に秘蔵されている例えばボルドーのワインのラベルの写真等から、また今ヨーロッパでもブドウ栽培の適地になったイギリス北部のワイン等のことまで、ワインにまつわる面白い、また貴重なお話が資料を通じて聞かれました。聞くだけではなく質疑の中では、ウンチク、含蓄あるやり取りが聞かれました。 今、地球温暖化の中、蓼科・八ヶ岳地域はワイン栽培の適地としての可能性があり、ワインツーリズムをはじめ、この地域が連携してワインを通じて地域の賑わい、地域創生を実現できないか、そんなことを語りあったワークショップでした。

「公開シンポジウム」レポート  NPO設立記念鼎談「諏訪の次世代を担う若者への期待」

12月19日、諏訪教育会館にてNPO設立記念シンポジウムを実施しました。
早稲田大学名誉教授八巻和彦先生、筑波大学教授林久喜先生を招いて、本会副理事長古原による「諏訪の次世代を担う若者への期待」と題する鼎談です。
今日の若者を巡る状況について本人・家庭・学校における課題を様々な視点から論議しました。若者への期待として、八巻先生からは「現代は混沌とした時代で、大人でも自信や展望を持ちにくい。そのことが子ども世代にも反映しているのではないか。また、偏差値などの数値では表せない人間の価値があることを見いだすことが大切」、林先生からは「好きなことを見つけ出させ、取り組ませて、自信を持たせることが何よりも大切である」との提言をいただきました。

八巻和彦先生(前列左から4人目)と林久喜先生(前列左から5人目)を囲んで、ファシリテーター古原正之(前列左から3人目)ほかNPOメンバー、参加者

「学びのワークショップ 『ワインと温暖化』を終えて」

私がファシリテーターを引き受けたのは事務局長の北原さんよりお声掛けいただいたのがきっかけでした。まだ法人を立ち上げる前でしたが北原さんの諏訪地域の将来を考え、学校教育の力になりたいという考えに共感しました。またちょうど40歳を過ぎて、今までに学んできたこと体験などを少しでも何かの役立てられないかと考え始めていたタイミングとも重なり、お受けする事を決めました。

私は普段レストランでソムリエという仕事をしており、ワインについてお客様とお話しすることは多いのですが、学生と話をするということはあまり機会が無く、ましてワインというテーマは未成年である子供達にどのような内容で話をしたら興味を持って貰えるのだろうか?と言うのが一番の課題でした。

ワインと接する事の無い子供達に、歴史や作り方、農業としての目線、ソムリエという仕事の話などさまざまな目線からの構成を考えました。テーマである温暖化の問題が、諏訪エリアにとってどのような可能性を秘めているのかを分かりやすくするため、気象データや土壌について、ほか地域との比較、世界の傾向など今までに調べたこともない文献なども参考にしました。また、実際この一年間、高冷地でブドウ栽培とワインづくりをしている方に同行し、可能性の事実も検証しました。恥ずかしながらワインについてこれほど多岐にわたって深く調べたことはありませんでした。
その中で私自身が感じたのは、知る事、学ぶこと、考えることの楽しさでした。新たなことを知るとさらにその先が知りたくなり、知ったこと同士が結びついて新たな発想が生まれます。また、その中で過去に教わったことが役立ったり、疑問を解決するために考えたりと。
これこそ「学びのワークショップ」の目的であると思います。
ファシリテーターの話を受けた時に「教えることは最大の学び」と北原さんがおっしゃっていたことを私自身が体感した一年でした。
来期はこの体験を子供たちに少しでも感じてもらえるように、私が本業としている「ワイン」を使って楽しい講座をしたいと思います。日々学校や、さまざまなところで学んだ「点」がつながって「線」になる楽しみを伝えることが目標です。

「ワインと温暖化」ファシリテーター 野村 秀也

「学びのワークショップ」レポート 「地図から読む世界情勢」(2回目)

12月12日に「地図から読む世界情勢」のワークショップの2回目を行いました。
今回は、世界情勢を視覚で確認してみることに重点を置きました。使うのは地図とオセロ。題材は、今世界中でも大きな問題になっている米中対立でした。アメリカ側の国をオセロの白を置いていきます。一方、中国側の国にはオセロの黒を置いていきます。そうすると、今の国際情勢を目で見ることができます。
その後は、今後の予測です。
オセロは空白域にオセロを置いていくのと併せて相手の色をひっくり返すゲームです。
この視点で考えると中国が中央アジアに影響を強めることとアメリカ側の国に近寄ることが予想できます。
地図を使って、このように現代社会を見ていく経験に参加した方も楽しんでいただけたようです。

「たのしい数学」のファシリテーターを実践していただいた篠崎菜穂子先生の感想

「たのしい数学」のワークショップを2回開催させていただきました。
私自身が現在、大学院でこれからの時代に必要な数学力や伝え方の研究をしており、お声掛けをいただいたときは、まさに私が考えていた形であると思い、すぐに賛同させていただきました。

1回目は「二進法」、2回目は「ゲーム理論」を取り上げました。なるべく数学の専門用語を使わず、どのような方でも受講でき、自然と数学の考え方が体験、習得できるように進めました。受講者の皆様にも数学の楽しさが伝わり、興味をもっていただけたようで、とても嬉しく感じています。

今後もワークショップを通じて、数学の新しい学びの形を広げていきたいです。                                ―篠崎菜穂子―

篠崎菜穂子先生とNPOのメンバー

「学びのワークショップ」レポート   「縄文とSDGs」(3回目)

12月12日 第3回目の「縄文とSDGs」のワークショップを行いました。
今回、ゲストに小口理子さんをお招きしました。小口さんはセイコーエプソン(株)でサステナビリティ推進を担当する部署でご活躍の方です。

SDGsはテレビなどのマスコミでも連日報道されていますし、中学や高校の入学試験でもかなり多くの問題が出題されています。しかし、十分に理解していない人が多いのではないでしょうか。エプソンのような大会社はバリューチェーン、サプライチェーンで、中小企業や下請け企業など15,000社程度が関わることになります。スゴイですね。仮に大企業500社とするとその関連企業は200万社以上にもなります。それだけにエプソンのような大企業がSDGsに取り組むことには大変大きな意義があることを実感しました。エプソンによるSDGs取り組みの事例として、「デジタル捺染」のことを伺いました。これは先端インクジェット技術によって布への捺染工程が飛躍的に縮小でき、水使用など環境負荷を大幅に減少することができたそうです。さらに、PaperLab(ペーパーラボ)という、水を使わずに使用済みの紙から新たな紙を生産する機械のことも伺いました。このような一つ一つの積み重ねが世界全体で考えた時にとても大切であることを知りました。

今、地球は温暖化に伴う各土地の環境変化、自然災害の激甚化、一方で旱魃による農業などへの影響が大きくなってきています。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)では2015年のCOP21以降、気温上昇を産業革命時に比べて1.5℃までに抑えることを国際目標としました。それまでは2℃上昇を目標にしていましたが、それでは間に合わないということでより厳しい数値を掲げました。しかし、これはとてもハードルが高く、SDGsの目標達成に向けて世界全体のあらゆる国、団体、個人一人一人が真剣に取り組まないと達成はかなり困難です。

地球上では、気温が現在より2℃高い時代がありました。まさにIPCCが掲げる数値と同じです。それは今から5000~6000年ほど前で、日本では縄文時代中期にあたります。この時代に何かヒントはないだろうか、と問題提起をして討論をしました。

この時代日本では「縄文海進」という現象がありました。それは気温上昇に伴い海水面が深く陸地に食い込み東京湾、相模湾、大阪湾など、現在の地図でみると非常に多くの人が住んでいるところが海だった、ということが分かります。東京湾の場合は現在の0m地帯(江東区、墨田区、荒川区、江戸川区、足立区)が相当します。今ではここに約240万人の人が生活をしています。現在は堤防、護岸によって守られていますが、温暖化に伴う影響として台風などの巨大化、それに伴う水害などで今後果たしてどのようになるかとても心配されます。江戸川区のハザードマップの表紙には「ここにいてはいけません! 他の地域に逃げてください!」と記載されています。

日本の場合、沖積平野(海岸部)の面積は国土の10%に過ぎませんが、ここに人口の50%、そして国富の75%が集中しています。東京の丸の内地区もスカイツリー地区も海抜3mで、横浜のみなとみらい地区はつい最近埋め立てられた場所といっても過言ではないでしょう。このような日本の中心地区が仮に浸水した場合、水害被害の影響は容易に想像できます。

このような現象は当然日本だけでなく世界各地でも起こっています。太平洋やインド洋の小さな島国、例えば、ツバル、モーリシャスなどよく話題になりますが、実は、アメリカでも海岸沿いのニューヨーク、ボストン、マイアミなどの大都市でも同じことが起こっています。中国では上海、広東などの海岸部に1億4千万人もの人が住んでおり同じ状況にあります。

縄文時代の前期、今の関東平野に多くの人が住んでいましたが、中期に始まった「縄文海進」によって住む場所を失い、今の八ヶ岳山麓を中心とする中部高地に多くの人が移り住んだとする説もあります。今後、地球温暖化を食い止めるために世界全体でSDGsに添った国際目標を達成しなくてはなりませんが、同時にその対応を早めに考えておくことも重要ではないかということになりました。0m地帯に巨額予算を使って堤防を作り続けることが果たして現実的なことかも真剣に考えなくてはいけません。 環境社会学という視点から、「近年では縄文社会自体のポテンシャルを評価するようになってきた」、「縄文社会・・・日本史のなかにとどまっているのではなく、「世界史」のスケールで環境共存の比較史を組みたててみることが必要である」(『岩波講座 世界歴史1 230-231p』)との言及もされています。私たちは縄文人の自然との向き合い方にも必ずヒントがあると考え、“縄文王国”といわれるこの土地に向き合い、これからもこのワークショップを深めていくことにします。

添付資料 ⇒

「学びのワークショップ」レポート  「ゲーム理論を使って数学的に選択しよう」(2回目)

12月12日「学びのワークショップ」の一つ、「たのしい数学」の講座が「すわっチャオ」(上諏訪駅前)で開催されました。

ファシリテーターとして、数学をわかりやすく「翻訳」するフリーアナウンサーとして活躍中であり、横浜国立大学大学院に在籍中の篠崎菜穂子さんを再度お迎えできました。前回11月14日に「記数法を使ってコンピュータの世界をのぞいてみよう」では、数々の面白い問題で頭脳を楽しく使って、数学の面白さを体感しました。今回はゲーム理論についてです。

「ゲーム理論」ということで、まずは参加者の方々の「ゲーム」に対するイメージをお聞きするところから。麻雀、囲碁将棋、AIによる判定、熱中してしまう、など。そして「選択肢から選ぶ」。これがずばりゲーム理論とは
   勝ち負けの決まる状況で、勝つためにはどういう選択をするか
という学問である、ということにつながりました。

 まず学校対抗クイズ対戦で、過去の成績から誰を送り込むかを決定する例からです。表に整理して客観的に状況を俯瞰することが重要であることがわかりました。

 次に有名な囚人のジレンマで、ゲーム理論から導かれた個人の利益と全体の利益が矛盾することを知りました。印象的だったのは、大人は勘で結果を出した一方、高校生は今聞いたばかりの、表を使ってゲーム理論で結果を導き出す方法を用いていたことです。

 ゲーム理論が実生活に結び付いた様々な分野で利用されていることも、簡単な例で示されました。経済では、値下げ競争からデフレスパイラルに陥る2件のパン屋の例、また経営戦略では、アプリ開発会社がどのOSを採用するかを決定する例、そして、単純に選択することは難しい場合の解決方法を考えるという次のステップへの入り口も見えました。

 参加者からは「日常生活では無意識にwin winを心掛け、全体の利益を考えている」「自分の利益だけを考えると、損したり相手との関係が崩れて、先々を考えるとゲーム理論だけでは無理があるのでは」などの感想が聞かれました。篠崎さんからは、時間軸を考慮したりさらに複雑なケースも扱う、という、ゲーム理論の奥深さのお話をお聞きできました。  最後に提示された「兄弟で一つのケーキをどちらも満足する方法で分けるには?」という問いに、高校生が自身の経験から見事に正解した方法が素晴らしく、これぞゲーム理論の原点といえる、という篠崎さんの言葉に納得させられました。