「学びのワークショップ」レポート「地図で読み解く国際情勢と歴史」(1回目)

10月16日、「学びのワークショップ」「地図で読み解く国際情勢と歴史」(1回目)の講座が「すわっチャオ」で開催されました。

受講者の感想
世界の動向は海洋に出たいランドパワーの国々(ロシア・ドイツ・中国等)と大陸に押し止めたいシーパワーの国々(英国・日本・アメリカ等)とのしのぎ合いの歴史であり、ロシアとウクライナはそのランドパワー同士のぶつかり合いの象徴とも言える。
シーパワーの国はその権益を守り、拡大するために世界のチョークポイント(海峡・運河)を支配してきた。かつての大英帝国がその代表といえる
ランドパワーの代表である中国はもはや海への進出しか残されていないが、その際に邪魔な存在の国の代表が日本(沖縄)・台湾・朝鮮半島である。中国はまた、一帯一路政策を通じ、インド洋でも真珠の首飾りといわれるインド包囲網を構成しようとしている。
以上のようなことを、白地図で作業しながら学びました。
講師のねらい
この講座では、地図を使い、現代社会の知識を「視覚化」していくワークショップを行っています。私たちのもっている知識が偏っているとしたら……こういう前提で地理的な知識を考えてみると、イメージとは異なる社会情勢が見えてきます。
次回は、民主主義国家対独裁国家について、私たちが暮らしている民主主義国家と私たちが悪とイメージす独裁国家とは、どういうものなのか、ワークショップを通じて、常識の変換を図っていきたいと思っています。